才能人応援歌バドリ

このブログでは一応3つ目となるカバドリ構築の紹介です。
名前が臭い。


今回は「要対策パーティ網羅リスト」を活用しながら調整をすることで、完成度の高い構築を目指しました。
一度もオフで使用する機会がなかったため何も結果を残せなかったのは残念ですが、もう2ヶ月くらい使って飽きたので晒すことにします。

構築のきっかけは、(もう2ヶ月くらい前の話ですが)眼鏡ブルンゲル使ったら強そうだな〜って思っていて、眼鏡ブルンが入る構築を探してたところ、ちょうどその頃VLF(van_lifefucker)がカバドリを使っていて自分も使いたいと思ったので、カバドリ+ブルンゲルで考え、この3匹を含むみれーゆさんのカバドリ構築の面子を拝借しました。
確かな実力を持った方が使用していたという裏打ちのある面子だったため、信頼して試行錯誤に打ち込めました。

構成としてはVLFに習い、命の珠ドリュウズを軸にカバドリラティの基本選出で広い範囲の構築に解答を出すようにしました。
そのため、残りの面子にはミラー対策や、ややピンポイントな対策を取りつつも全体のバランスを崩すことのない綺麗な構築にまとまったと思います。

それでは個別紹介です。


カバルドン@オボンの実
215-133-139-*-132-71
地震/ステルスロック/吹き飛ばし/欠伸

・C205ウルガモスのジュエルオーバーヒート最高乱数以外耐え
・A200命の珠ハッサムの虫食い乱数2発(11.6%)
・A182キノガッサの気合いパンチ確定2耐え

腕白カバルドンや襷カバルドンを試しましたが、最終的に慎重型に行き着きました。
やはり初手に来る眼鏡ヒードランが脅威だったのと、ラティオスウルガモスに隙を見せるような立ち回りをしてもリカバリーが効くからです。
物理竜やマンムーへの耐久面は一応気になりませんでした。

Sは申し訳程度にローブシンを意識しました。

ちなみに意地っ張りキノガッサの気合いパンチは2耐えしません(U・c・)


ドリュウズ@命の珠
185-204-95-*-85-127
地震/アイアンヘッド/岩雪崩/剣の舞

・A211命の珠鉄の拳ローブシンマッハパンチ最高乱数以外耐え
・砂かき発動時陽気スカーフガブリアス抜き

VLFのドリュウズとほぼ同じ配分だけど、Bを94から95に上げることでマッハパンチの乱数が大きく変わるのでBを上げました。
命の珠ドリュウズを使うと他のドリュウズは使う気になれないと思いました。
以下、有用そうなダメージ計算です。

地震→151-115キングドラ 133〜156(88%〜103.3%) 乱数1発(18.8%)
ステロ+地震キングドラが確実に落ちます。

アイアンヘッド→153-101キノガッサ 148〜175(96.7%〜114.3%) 乱数1発(81.3%)
ガッサがポイヒ-砂ダメで回復し、身代りを張れるようになる前にこちらが確実に起きられるほどのダメージが入ります。

地震→147-200パルシェン 75〜90(51%〜61.2%)
ステロを撒いていれば、地震+砂ダメ×2+珠ダメ×2で命の珠パルシェンに相討ちが取れます。

・A133カバルドン地震→B116ガブリアス 66〜78
地震→B116ガブリアス 130〜153

・A133カバルドン地震→B119ローブシン 64〜76
地震→B119ローブシン 126〜149
ガブリアスローブシンをカバの地震+ドリの地震で倒すことができます。(ローブシンは砂ダメ込み)

アイアンヘッド→B101ラティオス 121〜142
・岩雪崩→B115カイリュー 133〜156
・岩雪崩→176-98ボルトロス 153〜182(91.6%〜108.9%) 乱数1発(50%)
スリップダメージを稼げば一度の攻撃で倒すことができます。

などなど、強化アイテムなしのドリュウズと比べて格段に火力があり、剣の舞が使えなくても十分な抜き性能を持っており、通常のドリュウズでは選出の難しいパルガッサスイクンやバンギローブにもカバドリラティを出していけます。


ラティオス@ドラゴンジュエル
175-*-101-162-131-178
流星群/竜の波動/リフレクター/寝言

・A200鉢巻きキノガッサのローキック高乱数2耐え(97.8%)

最初はカバドリラティでバンギローブ+クレセリアorスイクンorボルトロスなどに回答するため、VLFの眼鏡トリックリフレクター型を使っていたのですが、トリック→リフレクターの流れが決まることが少なかったので、拘りを解消。しかし、眼鏡竜波動を連打したい場面も多かったので、ドラゴンジュエルを持たせることによって竜波動→流星群の順で打つことにで擬似的に眼鏡竜波動を連打しているのに近いことができるようにしました。
これによって、攻撃後にバンギラスにキャッチされた際もリフレクターをして退場してドリュウズに繋ぎバンギローブの並びをタテられるようになりました。

寝言は上述の通り、カバルドンが意地っ張りキノガッサの気合いパンチを2耐え出来ないため、3ターン眠るとはめられることが確定してしまうという状況を避けるためです。
基本的にはカバルドンキノガッサの前で吠えるを選択し起点にならなければいいのですが、相手が砂以外の天候構築の場合にカバを温存したい場合があるので、ラティの寝言はとても役に立ちました。


ハッサム@オッカの実
蜻蛉返り/バレットパンチ/馬鹿力/羽休め
175-150-135-*-130-63

・A204カイリューの鉢巻き逆鱗高乱数2耐え(91%)
・C182ラティオスの眼鏡波乗り高乱数2耐え(96.1%)

安心安定の耐久3点振り。新しいことなんて何もない。
ただ、カバドリミラーでラティみたり、欠伸ループ抜けたりするならついでに馬鹿力入れてドリュウズに対面で勝てるようにすれば有用と思って馬鹿力を覚えさせた。


ボルトロス@達人の帯
167-121-95-160-100-179
10万ボルト/めざめるパワー氷/馬鹿力/挑発

・A200ガブリアスの逆鱗最高乱数以外耐え
・C142スイクンのジュエルハイドロポンプ高乱数耐え(87.5%)

スイクンとかキノガッサの処理をラティオスに任せるとバンギラスでキャッチされたとき云々、でそこらへん同時にみれるように採用した。
けど、バンドリの並びに馬鹿力撃ったら結局A下がって馬鹿力でドリを倒しきれずに起点にされるのでセットで挑発も採用した。これで申し訳程度にレパルドーブル云々。
カバドリはガブリアスが重いので、対スカーフガブリアス用にせめてもの耐久調整をしました。

ぶちゃけ、カバドリラティハッサム@2にガッサスイクンという完成形があるのに他のメンツを研究する価値はあまりないと思うけどね。


ブルンゲル@食べ残し(特性:貯水)
201-*-115-119-133-80
熱湯/シャドボール/溶ける/自己再生

・食べ残し込みA182マンムー地震2耐え
・食べ残し込みC161キングドラの眼鏡竜の波動2耐え
・シャドボールで151-115キングドラが乱数3発(89.1%)

眼鏡ブルンゲルを使いたいとはなんだったのか…
まず拘ってることが嫌になって、ジュエルだとイマイチ雨に強くないので結局耐久残飯に。
構築の最終段階でマンムートノグドラとランドトノグドラへの回答がなく、それを補うために数値の低いポケモンに汎用性を損ないかねない調整してでも対応しようと思って考えた型だが、これが意外にハマった。
相手によっては積極的にブルンゲルで積ませるような戦い方を選ぶのも十分有効なくらいの強さだった。
使い方はだいたいヌオーと同じ。ブルンの障害となるやつをステロを絡めてサイクル中に潰し、突破手段を無くす。
マンムートノグドラ、ランドトノグドラ、マンムーハッサムカイリューにはこいつ一匹で勝つことも可能。(もちろん、トノの滅びで流れるから他のポケモンも使うのだけど)
雨に入ってる瞑想クレセリアにも溶けるダメージ減らして勝てる(かも)。

特性の貯水はニョロトノの熱湯で火傷してしまったら元も子もないから。一発耐えれば三割の勝率が残る呪われボディのほうが汎用性は高い。

最近は物理グドラがブルンの前でドヤ顔で舞ってくるのでカモれてちょう楽しかったですまる


・対戦成績と総評

第14回京大カップ(66名の大規模オフ!!! ( ( ( ) 予選 6勝1敗 2位通過 決勝トーナメント1回戦負け ベスト16

総評は特に言うことはないと思います。
普通にカバドリラティハッサムの運用をしつつ、時々ボルトブルン出していきます。
ほとんどのテンプレ構築に解答を出せるようになっているので、誰が使っても強い構築になったと思います。
構築単位でキツい相手を挙げておくと、ねむカゴ鈍いナットレイでしょう。裏2体と合わせてドリの攻撃がまったく一貫しない並びを作られるとたぶん勝てません。

最近はBW2環境も終盤ということで、年始あたりの面白そうなことをやってみるという方針から、既に強さの保証された面子を使って教養を養うという方針に切り替えてプレイしていました。
それもあって今回はスムーズに掘り下げていくことができ、パターン的な対処法を考えながら相手側の構築の考えまで知ることもできました。
これに限らずテンプレをじっくりと吟味するのはとても含蓄があると思いましたね。
このような正解を見つけられる才のある方には少しでも長くポケモン界に携わり、良構築を産みだしてもらいたいものですね。


ちなみに、僕はBUMP OF CHICKENは欠片も好きじゃありません。