単体考察バンギラス

今回はめずらしく単体考察。バンギラスについての記事。もちろん受けループに入れる前提。


最近、受けループを使っていて感じたのですが、今流行しているクレセドランが辛い;
最近はクレセドランガッサ+カイリュー(ガブ)までがテンプレになっているようですね。

何が辛いかと言えば、クレセリアヒードラン自体が受けループに強い駒となり得ること。なり得るというのが厄介。
クレセリアは、瞑想+カゴ眠るor残飯身代わりで受けループ対策をしているものもいるが、ゴツゴツメット持ちの物理受け型ならば特に恐れる必要はない。
ヒードランは、毒守型ではラッキー1匹では癒しの鈴でも持っていない限り対処できない。さらに挑発持ちも厄介。しかし、眼鏡や風船で攻撃技重視の型ならばラッキーで余裕。特に気にする必要はなくなる。
この型による受けループへの刺さり具合の違いから、こちらはクレセドランを意識して選出したのにもかかわらず、実際は受けループに強い型でなかったため出て来ず、こちらに選出ミスが生じてしまうことがある。またはその逆もある。
例えば、クレセドランを意識し、クレセリアバンギラスで、ヒードランはラッキーで対処すると考え、後ろのガッサに対してはボーマンダで対処するとする。このとき相手がクレセドランを選出せず、ガブリアスが出てきたとする。こちらのラッキーやバンギは腐り、ガブの対処が大変難しくなる。

流行のパーティに選出で不利をとることは死活問題であると思う。このことを解決するためにバンギラスにクレセドランへの一貫性を持たせようと考えたのが今回の考察の始まり。
前置きが長くなりましたが、それでは今回考えたバンギラスの紹介です。

バンギラス(陽気)@カゴの実

ストーンエッジ/噛み砕くorけたぐり/竜の舞/眠る
185-165-131-*-135-121(76-84-4-0-116-228)

調整
H-B
・A204カイリューのA一段階UP逆鱗 85.9%〜101%(乱数1発6.3%)

H-D
・C182眼鏡ラティオスの流星群 58.3%〜68.6%(高乱数で1.5耐え)
・C198眼鏡ヒードランのめざめるパワー格闘 84.3%〜101.6%(乱数1発6.3%)
・C157ヒードランのめざめるパワー格闘 45.4%〜54%(乱数2発28.5%)
・C157ヒードランの大地の力 29.1%〜34.5%(乱数3発3.3%)

A
余り。だけど、自分では足りなくないと納得できる数値。その理由は、スイクン(207-151-110)と対面したときに
・砂ダメ3回+1舞かみくだく+1舞エッジの最低ダメージが205
・砂ダメ2回+2舞ストーンエッジ+2舞火傷ストーンエッジの最低ダメージが211
・砂ダメ2回+1舞ストーンエッジ×2の最低ダメージが210
・砂ダメ3回+3舞火傷ストーンエッジのダメージが192〜222(A176の場合最低ダメージが204)
となるからです(一番下は気にしなくていいです。)。スイクンとの勝負をシュミレーションしてみたところ、上記の2つのダメージ合計が重要となり、これに届いていれば下記(技構成の考察の欄)の条件下でスイクンとの対面に勝つ、または素眠りに追い込むことができます。シュミレーションに関しては分岐が多く、書ききれなかったため省略します。
また、その他役割を持ちたい相手(ヒードランクレセリアバンギラステラキオンなど)には確定数が変わらないラインです。


S
竜の舞1積み時にS111族抜き

やりたいことができるようにかなり切り詰めた数値。調整に4時間かけただけのことはある()

バンギラスヒードランに弱くはないのですが、毒守型に対しては鈍足のバンギラスはどうしても苦しい。そこで、竜舞を抜きではなくS逆転の手段として使用してみようと考えた。
挑発が採用されやすいヒードランといえど、バンギラス相手に初手挑発してくるようなことはないだろう。そこでまず竜舞を使い、身代わりに対し上から叩けるようにする。1舞すればストーンエッジで余裕をもって確2をとれる。
毒ダメージに関しては眠るを使うことで解消できる。これで毒守ドランはへの後出しは安定する。毒守ドランはバンギラスに対して毒以外の有効打はないので、素眠りしたとしてもとりあえず投げて毒を防ぐ盾にもできる。

その他のヒードランに対しても上記ダメージ計算の通り後出しが可能。めざめるパワー格闘持ちの場合は乱数2発28.5%の不安定性があるが、

ヒードラン:めざめるパワー格闘 バンギラス:後出し
ヒードラン:めざめるパワー格闘 バンギラス:竜の舞(次のターンからバンギラスが先に動く)
ヒードラン:めざめるパワー格闘 バンギラス:眠る
ヒードラン:めざめるパワー格闘 バンギラスストーンエッジ(けたぐり)
ヒードラン:瀕死         バンギラスストーンエッジ(けたぐり)

のように対処可能。交代読みでめざめるパワー格闘が飛んでこなければ7割で勝てる。(エッジは当てましょう)
ヒードランはA252振りしても1舞けたぐりで落とせないので火力不足は感じない。強いてAを上げたい場合は実数値176まで上げるのがオススメ。噛み砕くで193-127ヒードランはの身代わりを高乱数で壊せる他に前述のスイクンに対するメリットがある。

以上のように従来のバンギラスに比べ、対ドラン性能が飛躍的に上がったことと思う。これでクレセドランに対する一貫性は取れたのではないでしょうか。

次に対クレセリアに関して。クレセリアに勝てるかどうかはクレセリアがめざめるパワー格闘を持っているかに依存します。(眼鏡CSベース草結び持ちも危ういかもしれませんが、草結びは一貫の取りにくい技であるので、後ろに交代して砂ダメと合わせて崩しましょう。草結び持ち=回復技を持たないと考えてもいいと思うので。)
C110クレセリアの1積みめざめるパワー格闘でこのバンギラスに47.5%〜58.3%(乱数90.6%)のダメージです。こちらが噛み砕くを持っていれば、対面で勝つことができます。しかし、後出しは不可能です。また、噛み砕くを持っていない場合は1舞ストーンエッジ2発でも落とせないことが多いので、対面でも勝てません。
逆にめざめるパワー格闘を持っていない場合、かつ噛み砕くを持っていない場合でも、冷凍ビームでは積んでも全然ダメージにならないので後出しから勝つことが可能。なはず←
ぶちゃっけ、めざめるパワー格闘持ちクレセとかそうそういないから噛み砕くなくてもいいんじゃないかなw


ここで噛み砕くとけたぐり、それぞれの技選択のメリットについて僕が特に気にしたことを書いておくと、

1.噛み砕く
・受けループにとって圧力になるサマヨールに対し、後出しからでも勝ちうる。
クレセリアに安定する。
スイクンに勝つ確率が上がる。

2.けたぐり
ヒードランに対し安定する。また、身代わりを確実に破壊できる。
・相手のバンギラスに強い。
・相手にテラキオンがいるとき、竜舞を積むことでテラキオンバンギラスで処理できる。

といったところです。
1.に関して。先にも触れましたが、スイクン(207-151-110)に対面から(相手が熱湯連打して来るとして)、お互いHP満タンから勝負し、開始から3ターンのうち
・1ターン目と3ターン目にやけど
・2ターン目と3ターン目にやけど
をしなかった場合勝つまたは素眠りに追い込むことができます(エッジの命中不安はある)。そのとき、PPの問題とエッジを2連続で当てなきゃいけない場面が来るのを防ぐために噛み砕くがあるといいです。けたぐりでは威力が足りません。しかし、確率依存とはいえ、なんとバンギラススイクンに対面で勝つことができます。もちろん後出し時にはさらに有利です。バンギすら対面でスイクンに勝つ可能性を有すれば、受けループをスイクンでみれるという時代はもう終わりです。

2.に関して、クレセドランはバンギラスと同居していることも多い。そのとき、せっかく舞ったのに相手のバンギラスを一撃で倒せずに格闘技で返り討ちに合うのを防ぎます。あと、テラキオンの取り巻きには先制技持ちが少ないと思うので、バンギでテラキもろとも抜き体勢に入れるのではないかと考えました。


考察は以上です。自分ではなかなかの傑作だと思っていて、こいつが受けループの新たな救世主となることを期待しています。
僕はこのバンギラスを、某○○を起点にする〜○○ギャラをパクって、ヒードランを起点にするレンツカバンギラス、略してツカバンと呼んでいますww
もしこれが流行ったら、ツカバンと呼んで売名してくれていいですよ^ ^

では、また〜ノシ